第94回SAT大会宣言
2021年7月23日~26日まで、リモートによって開催された国民性なき全世界協会(SAT)の第94回大会は、
百年前に創立した自らの動機である解放という目的に対するSATの引き続く献身を確認する。
人類が直面する気候変動に関連する問題の解決の道を、資本主義、民族主義、そして度々ファシズムすらが、より一層妨害していることを確認する。
科学の進歩とと新型コロナウィルスに対するワクチンの発見を歓迎し、そしてワクチンが全世界で正しく供給されること、および製薬会社が惨禍から利益を得ることをやめることを要求し、
そのために、人民自身が自由にワクチンを生産することができるように、ワクチンの特許を無効とすることを要求する。
イスラエルとパレスチナのすべての政党に、紛争当事者の合意を遠ざける領土併合と戦争行為を保留することを呼びかける。
モロッコによる占領に抗する西サハラ人民の闘いを支持し、いわゆるアフリカ最後の植民地と言われるこの地域の速やかな解放を望み、双方の人民の和解を呼びかける。
我々は、労働者の権利のために、労働組合の活動に対する国家の弾圧に反対して、産業別労働組合運動のための潮流を作ることに努力する日本の労働組合カンナマの闘いに連帯する。
市民的権利、特にLGBTの権利を差別的に制限することにハンガリー政府とポーランド政府が全力を挙げていることを糾弾する。