2022年7月23日～29日に、フランスのグレジオンで開催された、国民性なき全世界協会
(SAT) の第96回大会は :
1. ウクライナに対するロシアの侵略の継続、両者による戦争犯罪の増加、戦争前からのウクライナ領内でのロシア語話者への攻撃を、遺憾ながら指摘する。
2. 米国の利益を代表し、軍事的目的を持った NATO
の拡大が続いていることは、人々の利益に反し、平和への脅威となっていることを、指摘する。
3. 戦争犯罪や、広く禁止されている兵器 (クラスター爆弾など)
に反対する取り組みと、どの国や軍事同盟に所属しているかに関わらず、戦争犯罪を犯した者の責任を追及する取り組みを、要求する。
4. 戦争を利用して労働者階級を抑圧・搾取する帝国主義や資本主義に対抗すべく、左翼の力を再び取り戻そうと結集する、社会運動の活動家を支持する。
5. ジャーナリスト (ジュリアン・アサンジなど)
や反権力的な新聞雑誌に対する攻撃や迫害、暴力さえも、世界中で続いていることを、指摘する。
6. デモ参加者や反対者が、犯罪者とみなされ、さらにはテロリストとみなされてしまうことに対して、抗議する。
7. ファシズム的な政策が引き起こす帰結、結果、影響が、広く公表され、意図的に隠蔽されないことを、要求する。
8. 独裁政権下、あるいはそれ以外の政権下でも、(スペインなどで)
過去に起き、現在も起きている、乳児や子どもに対する組織的な誘拐や売買に対し、注目を求める。
9. 大企業を利する物価高騰に対し、抗議する社会運動を支持する。
10. 生きるために他国への移住を強いられる、または移住を望む人々と連帯し、あらゆる外国人排斥、特に政党や政府機関に扇動された排斥を、強く非難する。
11. 各国の政府に対し、移民、難民、亡命希望者に対する人道的扱いと、援助申請に対する迅速な決定を求める。
12. 社会運動、活動家、マイノリティーの擁護者（ムミア・アブ＝ジャマル、ビリー・ウォルドンなど）に対する、国家による訴訟を使った弾圧の増加に対し、抗議する。
13. 西サハラが、国連憲章に定められた権利を行使して、独立を果たそうとすることに対し、政治的、外交的、またはその他の理由をつけてこれを妨害する国々を、非難する。
14. 水の私有化反対、水を輸出品を作るために使わないこと、地域の利用者が水を共有財産として管理すること目指す、地域の闘争を支持する。
15. ますます多くの国々が、環境を破壊する企業活動を支援していることを、指摘する。
16. 農地を守り、農地を破壊する計画を阻止するための闘争を支持する。